Profile
加藤翼。1994年生まれ。
長野県長野市出身。
京都大学総合人間学部を卒業。
2018年春、新卒で鳥取県智頭町の林業事業体へ就職。
「自然と共生する持続可能な暮らしづくり」と「顔の見える人とのつながりの中で生きる村づくり」を目指して、日々精進。
【経歴】
●小学校〜高校時代
小学校から中学、高校と経るにつれて、周りの目を気にし始め、そのあまりに人と話すことを避けるようになる。その代わりに勉強や部活に集中する。しかし高校3年の夏、部活の大会で力を尽くすことができず、いかに自分が独りよがりだったかを思い知る。一人の限界を知り、このままでは自分は生きていけないと感じる。それから徐々に、自分から人と関わろうとし始める。
●カンボジアでの経験(大学1〜3回生)
大学入学後は、カンボジア小学校建設プロジェクトに参加。カンボジアの農村に通い、貧しいながら底抜けに明るい子供達を見て、恵まれた自分が心から楽しく生きてはいないことに疑問を持つ。一方で、最高の仲間と一緒につくりあげた経験を通して、自分が心から楽しい瞬間は、決して一人じゃないと気付く。「人を幸せにするのは人」という信念が、僕の土台となる。
●就職活動と地方への興味(大学3回生)
大学3回生から就職活動を始めるも、人とのつながりが薄い都会へ行くことに疑問を持つ。「人を幸せにするのは人」ならば、関係性を大事にできるところに行きたいと思う。その中で『東北食べる通信』と出逢う。
●休学と東北の生産者との出逢い(休学・長期インターン)
大学を1年間休学し、『東北食べる通信』で1年間のインターンシップ。東北の農村漁村を周り、農家・漁師さんの声を聞き、その世界を垣間見る。そこで自分は勉強ばかりで頭の中で考え続けてきたことに気づき、現場に行って身体で触って見て触れることの大切さを実感する。また、一次産業の世界が僕たちの当たり前の暮らし、社会を成り立たせていることを肌で感じる。
●林業を志す(大学4回生)
大学復学後、僕たちの暮らしを支える自然と向き合って暮らしていきたいと思う。長野で育ったことも影響し、林業を志す。衣食住・教育・医療・エネルギーをできる限り自分と自分とつながる人々の間で自給する「村づくり」を目指す。